工事は測量、設計、施工といった様々な工程を経て完成に至ります。ICT施工では、この各工程で発生する情報をICT(情報通信技術)を使って電子情報化して共有し、各工程で活用していこうというものです。少子高齢化の進行により、建設業は労働力の不足が悩みの種です。人員の確保が難しいとなれば、新しい技術を導入して作業を効率化し、生産性を高めることが求められます。現在、普及が進むICT施工は建設業界の抱える大きな課題を解消することが期待されているのです。
大昌建設がICT施工に取り組むに当たっては、ロッククライミングマシーン(RCM)にマシンガイダンス機能を付け加える必要があります。
|
||||||
Smart Construction Retrofitを装着したRCM |
そこで、コマツ社のSmart Construction Retrofitを導入することにしました。Smart Construction Retrofitは、建設機械にGNSSアンテナやIMUセンサ(慣性計測装置)などを後付けで装着することで通常の建機がICT建機になり、3Dマシンガイダンス機能を使用した施工が可能になります。大昌建設のICT施工については動画にまとめていますのでご覧ください。
|
|||||
【動画】Smart Construction Retrofitを装備したRCMによる高所法面施工 |
||||||
撮影:2023年10月 福岡県みやま市 |